2026.7.29

「まだできていないこと」に挑み続けて自分の領域を広げていく

保母 健吾
AI・データ・R&D担当執行役員付 アナリティクスソリューション統括部 CXソリューション部 マーケティング・販売課 保母 健吾

2019年、パナソニック株式会社(旧くらしアプライアンス社)に入社。データアナリティクスの必要性を感じ、パナソニック インフォメーションシステムズ(現パナソニック デジタル)に異動。海外トレーニー制度を活用したシンガポール駐在などを経て、クライアントのデータ分析を基盤の導入から活用までサポートする。

データを使いこなせないもどかしさが、次の一歩に

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就活の軸にしていたのは、海外で働きたいという思いでした。英語は話せなかったけれど、だからこそ自身の変化や成長につながるはず。そんな気持ちで当時のくらしアプライアンス社への入社を決め、海外営業部門に配属されました。

入社後は、海外営業同期で唯一の福岡赴任。工場や現地のセールスメンバーとやりとりしながら、家電の販売管理や企画・マーケティングに携わりました。社会人としての基礎を身に着けつつ、製品の企画・開発から、生産・出荷し、お客様に届けるまでのプロセスを一通り学ぶことができた3年でした。

販売管理や需給の業務には、売れ行きや需要を示す数字が日々あがってきます。しかし、当時はそのデータを活用する仕組みが整っておらず、うまくビジネスに活用できない状態でした。

Excelを使って自分なりに数値の分析をしても、それが正しいかはわからない。せっかく集めたデータを生かしきれていないもどかしさが日々大きくなり、自分がなんとかしなくては、という思いが芽生えていきました。

そんな中、データアナリティクスを本格的に学べる環境を探すなかで、最終的にパナソニックグループ内に、まさに求めていた場所を見つけました。社内公募制度「eチャレンジ」を活用して、パナソニック インフォメーションシステムズ(現:パナソニック デジタル)のデータアナリティクスソリューション部門に異動を果たしました。

その後3年半は、海外向け家電販売を推進する部門の支援を担当。念願通り「データをどうビジネスに活用するか」に真っ向から取り組めるポジションでした。たとえば、ECサイトや保証登録などの複数のシステムに分散している顧客データを統合し、属性や購入履歴を分析しました。そうすることで、お客様のロイヤリティをより高めるキャンペーンを展開するなど、一人一人のお客様にパーソナライズした体験を提供できます。

分析だけでなく、データを蓄積する基盤がない場合には、その開発・導入から手掛け、プラットフォームの活用までを一貫してフォローできる点に、この仕事の面白さを感じていました。

取り組む中で少しずつデータを生かせるようになっている実感も出てきました。マーケティングのメンバーとともに販促の施策を考えるときなど、分析したデータに基づいて「この施策ではターゲット顧客が少ないから、この施策を優先したほうが効果は見込める」といった議論をマーケティングメンバーとしています。

挑戦を後押しする環境で、念願の海外勤務も経験

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当社に来てからは、周囲の雰囲気の良さにもずいぶん助けられました。上司や同僚が、何があっても味方でいてくれると思えるんです。お客様とのやり取りで困ったり、ミスをしたりしたとき、仲間が一緒に解決方法を考えてくれる安心感がありました。

そのうえで、若手にも大きなチャンスをくれる。異動当初は先輩について学びながら業務を覚えていましたが、ほどなくそのプロジェクトを任され、リーダーを経験させてもらえました。それで身に付いたのは大きな自信と、本質的な課題を見つける姿勢です。

お客様がやりたいことをただ叶えるのではなく、どうすればビジネスがよりよくなるのかを考え、ITで解決できる課題を見つけて、具体策を提案する。この姿勢は、自分の仕事の根幹になっていると感じます。

入社前からずっと希望していた海外勤務も、海外トレーニー制度(※)を活用することで実現しました。毎年の目標設定でいつも上司に希望を伝え続けていたことと、国内でリーダーとしてプロジェクトを推進できた実績を評価してもらえたのだと思います。将来を見越して英語の学習も続けていたため、準備は整っていました。シンガポールに駐在し、データ活用を現地で根付かせる仕事に取り組みました。

駐在勤務は本当に刺激的でしたね。ただ、他の国のメンバーと一緒に仕事を進める際には、文化の壁が大きく立ちはだかりました。そもそも現地には現地のやり方があり、いくら便利になるからといって、こちらが考えたやり方を推進するだけではうまくいきません。

対話によってお互いの意見をすり合わせながら、落としどころを探していく日々のなかに、グローバルで仕事をすることの難しさを痛感しました。でも、こうしたすれ違いは日本と各国の現場の間で少なからず起きているはずです。海外を経験した自分だからこそ、日本と海外の橋渡しができると思いました。

私たちが目指す真のゴールは、ビジネスのメンバーが当たり前にデータを活用して自律的に仕事をしてもらうことです。さまざまな局面でITメンバーが介入し続けなければならないと、施策のスピードが落ちてしまいます。

だからこそ、ビジネスの現場の方々が「この施策で成果が出ていない。こういうデータを分析してみよう」とフットワーク軽く動ける状態をつくることが重要です。シンガポールでの駐在の一年間で、その最初の一歩は踏み出せたと感じています。

※海外トレーニー制度:グローバルな事業の成長を支える人材の育成および若年層の海外経験の機会提供・キャリア開発の一環として海外会社へ一定期間派遣する制度。職種により実施状況は異なります

視点を広げながら、次のキャリアに挑み続ける

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シンガポール駐在を経て日本に戻った現在は、引き続きデータ活用の基盤導入からマーケティング施策の支援までパナソニック株式会社のグローバル統括部門を支援しています。

より力をつけるために、海外駐在にもまたチャレンジしたいですね。今度はアジアを飛び出して、また違った国で挑戦したいです。多様な現場を経験することが、本質的な課題を見つける力を伸ばし、提案できるソリューションの引き出しをさらに増やしてくれると考えています。

今まではBtoCの家電事業でのデータ活用に注力してきましたが、BtoBに拡張したり、まったく別事業に当てはめたりと、多様な領域に展開できるはず。マーケティングの部分だけでなく、例えば、さらに上流工程の商品企画や生産といったプロセスにも、データアナリティクスが役立つはずだと確信しています。

そうした多様なプロセスに関わっていけるのは、パナソニック デジタルというフィールドがあるからです。個別の事業会社ではないからこそ、多くの人と関わりながら、視野を広げて仕事ができる醍醐味を体感しています。

パナソニック デジタルは、やりたいことを思い描いている私たち社員の背中を押してくれる会社です。ここで道を選びながら挑戦を重ねていけば、きっとまた、いまの自分を伸ばせるはず。そこで身に付けたスキルを、目の前のビジネスをよりよくすることに使いたい。その積み重ねが、よりよい製品を生み、多くの人の暮らしをより豊かにすることにもつながっていくのだと思います。

デジタルで、幸せをつくろう。

Panasonic Digital Co., Ltd.

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